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「仙台ぐらし」 伊坂幸太郎・作

積ん読の山を崩そうと伊坂幸太郎祭りを開催した訳ですが、おかげさまで今回で最後です。

伊坂作品でまだ読んでない本はあるのですが、まだ購入してないのでとりあえずこれで終了で。

今回紹介するのは、エッセイ本です「仙台学」という雑誌で連載されていたものを一冊の本にしています。

2005年から2012年の間に連載されたものです。

思えば小説家のエッセイは今まで色々読まさせていただきました、ファンからしてみれば作家さんの日常が垣間見れるのはそれだけで嬉しいものです。

だけど大抵の作家さんは文章が上手いのでエッセイもとても面白く流石だな~と毎回感動しています。

ただたまにこのエッセイ微妙だな~(⌒-⌒; )って言う物もありす。本当にたまにですけどね・・・

例えば、謙遜しているように見せかけた自慢話を延々と書いていたり、マニアックな趣味の話しをだらだら書いてるだけの自己満足系の物や、本当につまんない日常が地未に続く話しを書いていたりで、それはネット上のブログにでも書いとけよ、みたいな物もたまにあります。

まあ、大抵のエッセイは面白いんですけどね、お金が発生する以上もうちょっとしっかり書いて欲しいな・・・と。

ところが、今回紹介する、伊坂幸太郎の「仙台ぐらし」は、もうちょっと手抜きしてもいいんじゃないか?と思うぐらいどの話しも面白いものばかりです。

あとがきには少し創作した個所もありますと書いてありましたが、ほとんどが事実そのままだそうで、なのにこんなに面白い事が書けるなんて、凄いです。

それに、読者としては真実よりも面白いほうが読んでて楽しいですし、ノンフィクション物だって見かたを変えれば違う面が出てきたりしますし、なにが真実かなんて結局確かめようがないですしね。

そういえば、百田直樹のやしきたかじんさんの事を書いた「殉愛」は色々物議を醸していましたが、あの後どうなったんでしょう?

まあ、読んで無いのでなんとも言えませんが、やしきたかじんさんは亡くなっても視聴者を飽きさせないな~と関心してしまいました。

話しを戻します。

最近はネットが広まって、情報も沢山手に入る時代ですけど、この本にはウィキペディアでは読めない伊坂さんの性格や生活が垣間見れます。ファンなら読みたい一冊でしょう。

そういえば、ウィキペディアといえば、伊坂幸太郎をウィキペディアで調べたら。

伊坂さんの作品は村上春樹の作品と似ているという表記がありました。

びっくりしました、どちらの作品も読んだことあるんですが、私は似ていると思った事がなかったからです。

なんでやねん!と思ったものの、たしかに共通項は結構あるんです、少し不思議な世界観とか、実在の音楽がよく話しに組み込まれている所とか、似ていると言われるとそうかもと思います。

そう思ってしまったものの、でもやっぱり違う!

表層はに似ているかもしれませんが、根底にあるテーマや主張するものも全然違いますし、空気感も違う気がします。

伊坂さんの作品はどちらかというとミステリー寄りだけど村上作品は純文学寄りですしね。私の中では全く違うジャンルに分類されてました。

一緒とか言っている人は、きっとちゃんと両方の小説を読めてないに決まってます。

まあ、私も伊坂さんの本はほとんど読んでますが、村上春樹作品は3冊くらいしか読んで無いので偉そうには言えませんが・・・

もし、村上作品に似てるんなら伊坂作品は読まなくていいかなと思っていた人は是非、伊坂作品も読んで欲しいものです。

面白さのベクトルが違いますから。

そして、上にも書いてありますが、このエッセイは2005年から2012年に連載されたものです、なので、東日本大震災の事も触れています。

伊坂先生は仙台にお住まいなので、停電などの被害に遇われていて、仙台の被害にもショックを受けておられるが文章から伝わります。

それでも当時のあの状態から、なにかをしようと、考えて、考えて、この文章になったんだろうなと言うのがのが分かり、あらためてあの震災について考えさせられました。

ラストには震災の事を絡めた短編も一つ入っています。

泣かせようとかする感じでもなくユーモラスでそれでも問題提起はしっかりしていて最後はクスッと笑える素晴らしい作品です。

お勧めです。


改めて今回、積ん読の山を崩すために、伊坂作品を読み漁った訳ですが、やっぱり伊坂作品は最高ですね!面白い!

言葉のチョイスが秀逸でストーリーも面白い、このバラスンがいいそれでいて個性もある、こんな作家さんなかなかいません。

この時代に産まれて良かったなと思います。

実はこの数年伊坂作品からは遠ざかってたのですが、改めて読んでみて作品の良さに気付きました。過去の作品もまた改めて読んでみたいと思います。






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