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「PK」 伊坂幸太郎・作

伊坂幸太郎祭り二冊目は「PK」です。

ちなみに読む順番は特に決めてません、適当です、読みたい時に読みたい物を読む!

これが私の信条です。

だから、飽きたり他の本が読みたくなったら伊坂幸太郎祭りはそこで終わる可能性も、無きにしもあらず・・・(;一_一)途中で終わってしまったらすいません。

とりあえず、今は「バイバイ、ブラックバード」を読み始めてるので、3冊は行けるはず・・・・たぶん。

今回読んだのは「PK」です、内容は3つの短編からなっているのですが、三編とも微妙に繋がっていて読んでいくうちに謎が解けたり余計謎が深まったりといった感じで、面白かったです。

伊坂さんの小説はいつもファンタジー要素が入っていて、少し不思議な雰囲気を持っているのですが、今回はどちらかというと、SF要素の方が多い作品でした、まあ、しっかりとした科学的根拠を元に書き込まれているわけではないので、やっぱり少し不思議感はあります、でも藤子・F・不二雄先生的には少し不思議はSFなので間違いではないのかもしれません。

この小説は三編ともいろんな人物の視点から書かれていて、しかも一人称だったり、三人称だったりで最初は少し戸惑うかもしれませんが、テンポよく話が進むので読みやすいです。

ただ、時系列が未来や過去に行きつ戻りつしたり、はっきりとした時代や場所が特定できないので、少しややこしいかも、でも読む度に不思議な浮遊感を味わえます、読み終わったらまた最初から読みたくなります。

最初の短編は表題にもなった「PK」という短編、今まさにPKを決めんとするサッカー選手から始まり、後がない政治家に、変な要求をされる小説家、酔っぱらったカップル(?)など一見関係の無い人達の会話から色々な事実がわかってきて・・・といった内容です。

次の短編は「超人」というタイトルの作品です、こちらも何人かの人物の視点から話が進みます、でも今回は主人公と言える人物がいてその人を中心にして話が終息して終わります。主人公はある特殊な能力を持っていてその能力を使うことに苦悩するといった内容です。

最後は「密使」という短編です、こちらも不思議な力を持つ青年や怪しげな科学者が出てきます。そして、今までの短編の伏線を回収します。

一つ一つの短編は独立して話がまとまっているのに、三編でも一つにまとまっていて、とても不思議構造をしています。共通の人物が出てきたりするのですか、本当に同じ人物かははっきり書いてなくて、最後の小説を読むと余計混乱したりと読んだ後も色々考えてしまう面白い本です。

伊坂幸太郎作品の中では「フィッシュ・ストーリー」が雰囲気が近い気がします。

こちらもお勧めです。

伊坂さんの小説は大抵そうなのですが、色々な伏線や謎を最後に綺麗に終息させて終わらせる小説が多いです。

さすがストーリーテラーといった感じで読ませてくれて、さらに最後のすっきり感は毎回感心してしまいます。

そう言えば、話には関係ないのですが、今回の本の中に、スティーヴン・キング作の「デット・ゾーン」のことが出てきますが、丁度この間読んだスティーヴン・キングの本「書くことについて」にも「デット・ゾーン」の事について書かれていました、たしかキャラクター造形に関してだったと思います。

それを読んで、思わず、あれ?これも伏線?と考えて・・・いやいやちゃうがな!みたいな事がありました(笑)。たまにこういったなんの関連性もないと思って読んでいた本の思わぬ所で共通項を見つけるとなんか嬉しいです。

ちなみに「デット・ゾーン」という話は、接触した相手の未来が見えるようになった青年が、将来核戦争を起こす次期大統領を暗殺しようとするお話です。私はまだ読んだ事がないですが面白そうです。

このお話も今回の小説「PK」と上手い具合に絡んでくるので読んでみてもいいかもしれません。



今回、なぜかAmazonのリンクボタンが使えないので写真はなしです。本の情報はこちらから→「PK」 伊坂幸太郎・作




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