本とTシャツと私~クラフトワークスKyotoより愛をこめて~

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「№6 [ナンバーシックス] #1~#9」 あさのあつこ・作

【萌え】- ヤ行下二段活用の動詞である「萌える(萌ゆ)」の連用形である。また語義は「芽が出る」「きざす」「芽ぐむ」を示す。文学的な雅語の文脈などではこの用法で用いられる。

「萌え」とは本来ならこういった意味ですが、最近ではヲタクのスラングとして全く違う使い方をします。

私もヲタクの端くれとして意味はわかるのですが、改めて言葉にしてみろといわれるとどうも上手く表現できない難しい言葉です。

好きなものという言葉では大雑把すぎますし可愛い物か人物、ではなんか足りない。

ネットで調べてみても大勢のヲタク達が暑苦しく議論していますが、いまいちしっくりくるものがありません。

萌え

なんだか声に出して言ってみたくなる言葉です、そしてなんだか言いえて妙で、ヲタクにとってはしっくりくる言葉です。

最初に思い付いた人は凄いと思います。

趣味嗜好が人の数だけあるように萌えの数も人の数だけあるのかもしれません。(。+・`д・。)(ドヤァ)

綺麗に纏まったところで今回紹介する、本はあさのあつこ作、「No.6」です、全9巻。

9巻と言っても一冊200ページ前後なのでそんなに多くありません、しかも元々は児童書として出版されていたので、字も大きくて読みやすいです。ちなみに今回読んだ本は講談社文庫で再装丁された本を読みました。

この本は先ほど言った萌え~( ̄▽ ̄)が詰まった本でもあります。

児童書読んで萌え~とか言ってる、いい年した女はそれだけで犯罪臭がしますが、(^◇^;)・・・ご安心ください私はどちらかというと渋いおじさまの方が萌~です!




・・・それはそれで問題だ!Σ(゜д゜υ)


えーっとえーっと・・・・・性癖はノーマルです!(ΦдΦ)(錯乱)


・・・うん、なんか墓穴を掘っただけの気がします、取り消します、忘れてください、取り敢えずわかっていただきたいのは犯罪は犯していないことです!!!( ̄Д ̄)ノ

・・・あれ?私は何を言いたかったんでしたっけ?

・・・えーっと_| ̄|○

気にせず続けます、(*゜ー゜)=○)゜O゜)取り敢えず萌え~な小説「No.6」!

ストーリーは近未来の世界が舞台、大きな戦争が起き荒廃してしまった世界は新たな理想の都市を作る、その中で生まれた6つの都市その中でも特に理想的で完璧とも言われている都市No.6。その都市の中でもエリートだけが住めるクロノスという区域で生活するエリート候補の紫苑と西ブロックという貧困と犯罪がはびこる地域にいるネズミとが出会い、心を通わすことによって世界が変わっていく。

といった話しです、この話のなにが萌え~かというと登場人物の紫苑とネズミの二人の少年の関係性が萌え~なのです。

恵まれた環境で何一つ不自由なことのない暮らしをしているも、常になにかこの世界に違和感を感じている、感受性が高く優しい紫苑と西ブロックという貧しく明日のごはんもままならないところに住み、治安当局に追われる身の皮肉屋で口の悪いネズミ。

この何もかも正反対の二人が出会い、友情と言うには行き過ぎ感のある絆を育んで行くのですが、わざとなの!?と思うぐらい珠玉の名台詞が沢山あり萌え~と言わざるおえないのです。

例えば

「死にたくないなら、ついてこい。何があっても離れるな」

萌え~(≧∇≦)

「きみに惹かれてる」
「は?」
「きみは、ぼくの知らないことを知っている。今まで誰も教えてくれなかったことを教えてくれた。うまく言葉にできないけれど・・・惹かれているんだ」



萌え~!!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

「きみのいない世界なんて、意味がない。ネズミ、何の意味もないんだ」

└(┐卍^o^)卍 ドルルル

(*´д`*)ハァハァ

↑おまわりさんこいつです!

はっ!すいません取り乱してしまいました。

とまあこんな感じです。

ネズミが口が悪いツンデレなんだけど、紫苑も天然でストレートにこっぱずかしい事を言ったりするので。二人の会話だけでメシウマって感じです。

他にも萌え~なセリフがいっぱいです。(笑)

とは言え、こんな感じで萌え~とか言ってられるのは最初の方だけでした。

ラストに行くにしたがって二人を襲う残酷で非道な出来事に正直、読むのが辛くなってきました。

読むのが辛かったのは、ここに書かれている出来事は今、世界で起こっている理不尽で残酷で非道な現実そのものだったからです。

「No.6」で書かれていることはまさに今の世界の縮図と言ってもいいくらいピッタリと当てはまっていました。

貧富の格差、為政者による民への圧政、ネットでの情報操作とプライバシーのない監視、テロによる殺戮、暴力か暴力を呼び誰が敵なのかもわからない、まさに世界のどこかで起こっている出来事そのものです。

これを読むと飢えも貧困も無い日本で生活していて、あまりにも世界の悲惨な出来事に縁の無い生活に慣れきっていると、いつか報いを受けるのではないかと思い、恐ろしくなりました。

本の中でも貧困の中で生活していたネズミが紫苑に言います、お前たちは知らなかったんじゃない知ろうとしなかっただけだと。

確かにその通りだなと、でも先ごろのテロでジャーナリストの後藤さんがテロリストに殺され、それを自己責任だと言って終わらせてしまった日本人。

本当に自己責任という言葉で終わらせてしまっていいのでしょうか?

ますます世界の生の情報が手に入りにくくなっている昨今、だいたいの事はネットで調べればわかりますが、そもそもそのネットの情報が正しいのかも曖昧で、でもそれだけ見てテロに加わる人までいるのを見ると。知っている気になってそれで安易に何かを批判したり判断するのは本当に危険なことなんだなと思いました。

後藤さんが殺害された映像を生徒に見せて問題になった教師が居ますが、この先生が教えたかった事の本質は世界の現状であり死という物がどういう事かということだと思うのです。立派な事はだと思います。この行為が正しいかはその見た生徒達が決めることだし、私自身ももっと考えなくちゃならないなとも思いました。

現実はもっと残酷ですし。写さなかったからといって亡くなった事は無かった事にはならないと思います。

・・・まあ、萌え~とか言ってる女が言っても説得力ゼロですが(笑)

ぜひ子供だけでなく大人も読んで欲しい本です。

ただ、元は児童書なので、一般的な文芸書を読み慣れてる人には最初読みにくさがあるかもしれません、あしからず。



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