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「本屋さんで待ち合わせ」 三浦しをん・作

秋といえば読書の秋!

先週もこんな事を言っていた気がしますが、読書の秋はまだまだ続きます。

と言う事で今回も本に関する本を紹介しようと思います。

今回紹介する本は、直木賞作家でもある三浦しをん先生の書評です。

私は小学生の時から読書が好きでよく本を読んでいました、しかし読書感想文は大嫌いで、感想と言われても「面白かった」っていう感想しか思い付かなかったので何を書いたらいいのか分からず半泣きになっていました。

何とかあらすじを書いたあと、ここが面白かった、あれが面白かったと何とかひねり出して原稿用紙を埋めていた気がします。

それが、今になってブログで本の感想を書くようになるとは思いませんでした。

今は大人になったので、色々な作家さんのエッセイや書評を参考にして、それに沿って書くことを覚えたので、何とかかんとか書けている気がします。

作家さんや書評家の方の文章を読むとこう書けば良かったのかと読むたびに関心してしまいます。

そして、ブログを書くようになって参考にした作家さんの一人が三浦しをん先生です。

三浦しをん先生の本を読まれた方は、どこがやねん!

という突っ込みがあろうかと思います。

文章からは、三浦しをん先生の軽快でいて繊細な文章はかけらも感じられないとは思います。

私もまさか真似できるとは思っていません(できればいいなとは思っています)

参考にさせていただいているのは、どちらかというと書評を書く時の方針とか信条でしょうか。

今回紹介する「本屋さんで待ちあわせ」でも書いてあります。

本文より

 私は本を紹介する際にひとつの方針を立てている。「ピンとこなかったものについては、最初から黙して語らない(つまり、取りあげてああだこうだ言わない)」
   中略
たとえ私にはピンとこなかったとしても、その本や漫画を好きなかたが当然おられるのだから、わざわざネガティブな感想を表明して該当の書籍やそれを好きな人たちを否定する必要も権利もないと考えるからである。


私も、色々本を読んでいてたまに、買った事を後悔したり、引きちぎって燃やしてしまいたいと思うぐらい腹の立つ本に出会
ったりしますが(実際に腹が立って壁に投げつけた事があります)、そういう本は見なかった事にして他の本を紹介するようにしています。

上手く書けなくて結局批判のようになってしまうことはありますが、一応、実行できていると思います。

そして今回紹介する本「本屋さんで待ちあわせ」は本を読む事が大好きな三浦しをん先生がこれまで読まれた本を色々紹介しています。

取りあげられている本は本当に幅広くて、多種多様なジャンルを網羅されていて本当に尊敬します。

BL(ボーイズラブ)から難しそうな歴史書まで同じ熱量で語られていて凄いなと思いました。

三浦先生の読みやすくそれでいて深みのある文章を読んでいると、どの本も面白そうで読んでみたいと思う本がむやみやたらと増えて行きます。

しかし、これまでも三浦しをん先生の書評やエッセイで紹介されていた本を読んでみて大当たりした本は意外に少ないのです、もちろん人それぞれ好みがありますし、私の文章を読み解く能力が決定的に劣っているのもありますが。

三浦しをん先生の文章が良すぎて、読む前から期待値が上がり過ぎていざ読んでみるとガッカリしてしまうものが多いのです。

もちろんどの本も素晴らしい本なのですが、頭の中で必要以上に美化されて今まで読んだ事ないぐらい素晴らしい事が書いてあるに違いないと思って読んでガッカリしてしまうのです。

逆に私が今まで読んだ本を、三浦しをん先生が紹介している事があるのですが、同じ本を紹介されているとは思えない時もあります、たとえば角田光代の「八日目の蟬」のことを紹介している回で、三浦しをん先生は枕が涙でびしょぬれになるとまで書いて感動されています、この本は私も読んだ事があるのですが、良い本ですし、胸に迫るものも感じましたが泣くほどまではいかなかったのです。

これを読んで私の本の読みの浅さが分かると同時に、三浦しをん先生の本に対する深い読みと感受性の豊かさが分かります。

私もこんな風に本を読めたらなあといつも思います。

それにしても三浦しをん先生の本好きは毎回圧倒されます、寒い部屋で寝ている時に周りに積んでいる本が倒れてくるという事件が起こるのですが、結局のしかかってきた本が重いのだが布団を抑え込んできて逆に温かい!となってそのまま寝てしまうのです。

そのまま寝てしまうのも凄いですがベッドの周りにそんなに本がある事が凄いです。

しかし、気持ちは分かります、本は寝転がって読むのが一番楽ですから。手の届く範囲に沢山の本!天国です。

しかしそうしていると朝起きてもついつい本を読んでしまい仕事に遅れる危険性があるので、あまり置けないのです。

他にも「なにか欲しいものある?」と聞かれて「立派な書庫のついた家」(私も欲しい!)とすぐさま答えたり、食事をする時も本を読みながらでみ食べれるかで何を食べるかを決めていたり。

私の中で三浦しをん先生は魔天楼のようにそびえ立つビルみたいに積み上がった本達に囲まれて、本を読みながら泣いたり笑ったりして、そして本のビルの間をゴジラのようにのし歩きまた本を読む、新種の座敷わらしのような存在になっています。(これはあくまで私の妄想です)

失礼のような感じもしますが、私もそうなれればいいなあとも思ってもいます。

そんな、三浦しをん先生の生態もわかるこの本は本好きにお勧めです。


本屋さんで待ち合わせ本屋さんで待ち合わせ
(2012/10/06)
三浦 しをん

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