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満願 米澤穂信・作

第151回直木賞ノミネートおめでとうございます。

ノミネートで終わりましたけどね・・・・(;一_一)

今回、米澤穂信さんの「満願」を読まさせてもらいましたが。

正直、なぜわざわざこの本がノミネートされたのかが分からない。

もちろん、この本は素晴らしい内容で、面白さについては文句なしなのですが、米澤穂信さんが今まで出された本の中でこの本が1番面白いかというと少し疑問です。

まあ個人個人の好みの問題もあるし、これが一番という方もおられるかとは思いますが。

でも、ね~ (´・д・) 正直以前もこのブログでも紹介した「リカーシブル」の方がまだ直木賞にノミネートされれば納得できたのに。

今回、「満願」が直木賞にノミネートされた事で米澤穂信さんの知名度が上がって、じゃあ読んでみようとなって、最初にこの本を読んで。

米澤さんの本が全部こういう感じかと思われるのはファンとしては、勿体ないとしか言いようがない。

いや、何回も言いますが、この本は面白いです、でも良さが伝わりづらいのではないかと思うのです。

まあ直木賞の審査員はノミネートされた本を読んでないとかいう噂もあるぐらいですから、しょうがないのかも知れません。

とりあえず、この本は面白いです、でも他の米澤穂信さんの本も面白いです、個人的に好きなのは「小市民シリーズ」です、続きが早く出て欲しいんですけどね・・・ (´・ω・`) 出る気配もない・・・(ToT)

そして、今回紹介する本「満願」です、まあ、米澤穂信さんはミステリー作家さんなので今回もミステリーです、6つの短編で構成されています。

小説新潮・小説すばる・Story Seller Vol.3 で掲載されたものをまとめたものです。

このミステリーはどのカテゴリーに入るかというと、日常の謎系ではないかとおもいます、しかし日常の謎系はどちらかというと、ほのぼのとした空気があるものが多いですが。この小説は最初から最後まで不穏な空気に包まれています。

ホラーと言ってもいいぐらいですが、ホラーと言うほどなにか得体の知れないものが出てくるわけでもないのです。

本当に日常に起こりそうな設定で、自分が、あるいは隣の家で起こっても不思議じゃないことが描かれています。

良かれと思ってやった事、仕事のため、ちょっとした好奇心、それがきっかけで恐ろしいことが起こっていく。

幽霊もお化けもでてこない、変質者も猟奇的な人物もいない、なのにぞっとする。

この小説の登場人物達はふとした瞬間足を踏み外したように真っ暗な闇の中に堕ちていってしまうのです。

この本の中で個人的に特にぞっとしたのは「関守」というお話、あるルポライターがネタ探しのためにあるドライブインを訪れ、そこで働いているおばあちゃんに取材をする。そこから話は始まります。

ばあさんに取材をすることで事件の全容が少しずつ分かっていくのですが、なにも関係が無いと思った事が最後すべて繋がり、まさに衝撃のラスト!といった感じで最後はゾッとするやらヒヤッとするやらで、これを読むと怪談なんかさして怖くなくなります。

暑い夏にはぴったりかもしれません。ゾッとしたい方にお勧めです。


満願満願
(2014/03/20)
米澤 穂信

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