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望遠ニッポン見聞録 ヤマザキマリ・作

お恥ずかしながら、私は外国に行ったことがない。

もちろんパスポートも持ってない。

そんな、出不精の人にお勧め、旅行記ではないですが、たくさんの国に行った事のある作者のエッセイはまるで外国に行った気になれます。

ご存じの通りこの作者は今、映画公開もしている「テルマエ・ロマエ」の原作者のヤマザキマリさんです。

作者は外国によく旅行に行かれるようで、イタリアには長い期間住まれていてイタリア人の旦那さんがおられます。

この本は、長い間外国におられた作者ならではの視点で日本がどんな国なのかを、作者の視点で書かれています。

この本を読むと「テルマエ・ロマエ」が出来た理由もわかる気がします。

長く日本を離れていたからこその視点があったからあの、面白い漫画が出来たのだと納得出来ました。

面白かったのは、「おしん」の人気具合のことをかかれた章、「おしん」が流行るのも国によるらしく、欧米など言いたいことは出来るだけ言っていく、謝ったら負けみたいな国民性の国ではあまりはやらず、逆にアジアやイスラム圏では、爆発的な人気だったそうです

エジプトのカイロでは「おしん」の放送時間に停電なった事で電気会社や放送局で暴動が起こったそうです。

日本のドラマにそんなに熱くなってくれるのは嬉しいですが、暴動はやりすぎな気もします。

アジアやイスラム圏の女性は日常的に感情を抑えて暮らしており、社会の様々な伝統や風習に従わなければならず、

こういった抑圧された社会だからこそ「おしん」が流行ったのではないかと作者は書いています。

やっぱり直接色々な国を見てきた人の意見は面白いなと思いました。

そういえば、以前読んだ本で、田丸公美子・作「シモネッタのデカメロン イタリア的恋愛のススメ」という本があるのですが。(こちらの本もすごく面白いです)

ちなみに田丸公美子さんはイタリア語の通訳をされていてエッセイも書かれていてこの本もその中の一冊です。

この本にはいかにイタリア人、特にイタリア男性が恋愛に関してアグレッシブであるか、どれだけ奔放であるか浮気なんてあたりまえ!ってな感じのことが書かれているのですが。

「望遠ニッポン見聞録」の中では、日本で活躍している某イタリア芸能人が表紙になったファッション雑誌を作者と旦那さんが二人で見ながら、「こんなイタリア男はめったに居ないよね」といった会話を繰り広げられていて。

いかにイタリア男性が不憫でしょぼくれていてイタリア女性の嫉妬のパワーが凄く浮気なぞしようもんなら精魂尽き果てるまで攻め続けられへこまされるかが書かれていました。

これは、どちらかが間違っているわけではなく、立場の違いで見方が違うのだと思うのですが。

同じ日本人で見てきた時代も似通っているはずなのに、同じ国のことを語っているとは思ない結論に至っているのが凄く面白いです。

もちろん日本だって、国民性をそんな簡単にくくれたりしないので、イタリアだって色んな面があるのも分かるのでどちらの面も正しいのだろうと思う。

そして、このことはきっと直接イタリアに旅行など行ったとしても知れない事柄です。

田丸さんは通訳の仕事を通じて、ヤマザキマリさんはイタリアで直接暮らしていたことで見てきたことです。

そう思うと本を読むことでしか知ることが出来ない事もあるのです。出不精な人にはお勧めです。

他にも、この本には沢山の国の沢山の人たちの暮らしや考えが、日本と比べてどれだけ違うか、日本という国がどんな国かが書かれています。

この本を読めば知らなかった日本にも行けるかもしれません。





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(2012/03/09)
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シモネッタのデカメロン―イタリア的恋愛のススメ (文春文庫)シモネッタのデカメロン―イタリア的恋愛のススメ (文春文庫)
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