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少女キネマ 或いは暴思王と屋根裏姫の物語 一肇・作

森見登美彦・作 「夜は短し歩けよ乙女」をご存じだろうか、この小説は大変面白く、お勧めな本の一つなのだが。

今回紹介する「少女キネマ」は「夜は短し」と同じ系譜のお話と思ってもらってもよいと思います。

「夜は短し」が好きな方にはお勧め、そうでなくてもお勧めです。

森見登美彦の「夜は短し歩けよ乙女」はある意味新しいジャンルを作ったと言ってもよいと思う。

主人公は大学生、舞台も大学、そこに通うもう大人と言ってもよい人たち、しかし社会に出て荒波に揉まれるまでの執行猶予がある、ある意味中途半端な時代。

高校時代のように爽やかさもだいぶ薄れて大人になってはいるもののまだまだ何かしらのルサンチマンやリビドーを抱える若者たちのお話。

そんなジャンルとして確立している。

しかし、このジャンルは大変難しいと思う。

森見登美彦という大きな壁があるのにもかかわらず、似たものを書くということは必ず比較されるし、そう簡単に同じ物が書けるほど、簡単なジャンルではないのだ。

この小説はその壁に挑戦した作品・・・と私は思っています。

まあ作者の意図は違うのかも知れませんが。(;一_一)

 (*追記 コメントから作者はこの小説を書いた後に森見さんの作品を知ったという情報をいただきました。一肇さんは知らずにこの本を書かれたみたいです、すごいですね)
 

ということで、今回紹介する本は一肇・作「少女キネマ」は大学が舞台の大学生のお話、

主人公の十倉和成は大学生一年なのに20歳。ある日、ボロの下宿屋の天袋から可憐な大和撫子があらわれる、そこから話が展開していきます。

映画が話の中心になっていて、映画作りを通して映画の素晴らしさ難しさを書いています。


青田買いという言葉がありますが、個人的にこの本の作家さんはこの先が楽しみな作家さんの一人で、唾を付けておいて損はないと思います。

もともと、この作家さんはゲームのシナリオライターで、ライトノベルでデビューし色々なジャンルを書かれていますがどれも面白くて大きなヒットはまだないですが着実に実績を残しています。

かくゆう私は、ライトノベルで出版されていた時から知っていて、

将来有望ときめて追いかけてきました。

この作者さんが気になったきっかけは名前です、「一肇」(にのまえはじめ)と読みます一を“にのまえ”つまり、二の前と読ませていますそして下の名前がはじめ上の名前と同じ読みができる文字です。

今まで色んな本を読んできましたが。ペンネームが面白くてセンスのある小説家さんは面白い小説を出していることが多い気がします。

まあもちろんハズレる時はあるのですが、本を選ぶ時の一つの基準にしています。

タイトルや作者の名前は作者自身が考えて付けている物なのでセンスや文章力などが試せれる場になっていると言っても過言ではないと思うのです。

本を読みたいけれど、どうやって選んでらいいかわからないという人には、ペンネームとタイトルを読んで面白そうだと思った物を選んでみるといいかもしれません。

最後に、この小説は笑えるなのに切なく希望にみちあふれているのに苦しくなってきます、主人公はもがき苦しみながらも過去の呪縛や謎に立ち向かっていきます。

爽やかな青春物にも飽きた方にはお勧め、主人公はみっともなくのたうちまわり、転げ回ってじたばたします、それでも前に進もうとする姿は羨ましくそして美しいと思うのです。

読み終わルと自分も何かしたい、そんな気持ちになる本でした。

気になった方は是非読んでみてください。



少女キネマ 或は暴想王と屋根裏姫の物語 (単行本)少女キネマ 或は暴想王と屋根裏姫の物語 (単行本)
(2014/02/27)
一 肇

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コメント

Twitterより失礼します。

一肇さん、森見登美彦さん知らずに書いたみたいですね。編集者に似てる言われて、読んだらしいです。

技量のある作家さんですけど、
文体まで似せて描く技量はないみたいで全くの偶然のようですね。
人気が出て欲しい作品です。『少女キネマ』

  • 2014/05/10(土) 02:28:32 |
  • URL |
  • まっちー #-
  • [ 編集 ]

Re: タイトルなし

まっちーさんコメントありがとうございます。

> 一肇さん、森見登美彦さん知らずに書いたみたいですね。編集者に似てる言われて、読んだらしいです。

それは知りませんでした。情報ありがとうございます。ブログにも追記として載せたいと思います。


> 人気が出て欲しい作品です。『少女キネマ』

私もそう思います、これからも応援していきたいです。

  • 2014/05/10(土) 15:15:15 |
  • URL |
  • くらふとわーくす #0FtB7ubA
  • [ 編集 ]

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