本とTシャツと私~クラフトワークスKyotoより愛をこめて~

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図書館の魔女  高田大介・作

久しぶりにエベレストに登ったような了読感のある本を読みました。(ちなみにエベレストには登ったことはありません)

あるいは、一流フランス料理のフルコースか老舗の料亭で色鮮やかな懐石料理を食べた後のような満腹感でいっぱいです。

まず、この本を手に入れるまでが長かった・・・(-_-;)

今の時代、大体の物は少し遠出するか、インターネットでボタンをクリックすれば手に入ってしまう世の中です。

しかし、この本は手ごわかった

まず、この本の存在を知ったのは去年の12月、2013年12月の中ごろの事でした、正月休みにガッツリした物でも読みたいなと思い、この本を購入しようと思ったのですが。

「図書館の魔女」上巻 2500円 下巻 2600円 高田大介・作 2013年8月9日出版 第45回メフィスト賞受賞

単行本で2000円以上という事は結構な分厚さのはずです、それが上下巻!

メフィスト賞を取っているという事は私好みの確率が高い(今までメフィスト賞を取った本で読んで外れた事が無かったので)しかも好きな批評家がこの本をべた褒めしていた、ビビビッときた(古)私はこの本を手に入れる事にしました。

出版して一年もたってない上に、メフィスト賞を取っているのです、すぐに手に入ると高を括っていました。

まず、周辺の大きな書店で探してみました・・・・・無い!(゜-゜)

やむなく近くの本屋で注文・・・・・「出版社に在庫がありません」との返答(T_T)

この時点で、正月休みには間に合わず・・・・(;O;)

ダメ元でAmazonで注文・・・10日から2週間かかりますとのこと・・・・・待ちました!この時点で1月も終わり頃

届きました!上巻だけ・・・・・orz

下巻は品切れ・・・中古で定価より高くなった物しかありません。

Amazon!このやろう!期待させやがって!

ここら辺からだんだん意地になってきて、どうしても読みたくなっていた私は、片っぱしからネットショッピングサイトを回って注文してみました。

しかし、どこも“在庫はありません”の文字

セブンネットで「入荷リクエスト」なる物があり登録するとメールで教えてくれるとのことで、とりあえず入会してメールを待つ事に。

ここら辺から大分あきらめムードが漂い出し、とりあえず読めればいいかと図書館で予約(しかし10人予約待ち)

そして、2月の中旬ごろうっかり忘れていたメールをチェックすると、セブンネットで“入荷”の文字!

しかし、気付くのが遅くてメールが届いてから3日ほど経っていたため、品切れ・・・・・(゜レ゜)

久しぶりに家でのたうち回りました・・・・・

そのころには、すっかり諦めた私はとりあえず図書館の予約の順番を大人しく待つことに。

そして、2月の終わり頃ふと見たAmazonのサイトで「図書館の魔女」下巻、“在庫1”の文字を発見!!

速攻で注文!!

なんと、2日ほどで我が家に到着!さすがAmazon様(笑)です!

嬉しくって、玄関先で変な踊りを踊ってしまいました。

ちなみに図書館で予約した分も順番が回ってきましたがすぐに返却(何と、Amazonで届いた日に順番が回ってきました)

この時点で、4ヶ月が経っていました・・・・・長かった・・・・そしてもう既にちょっと燃え尽き気味・・・

しかし、やっと手に入った待ちに待った本です。

ウキウキしながら読み始めました。

この本は、あえてジャンルを分けるとすると、ミステリー、そしてファンタジーでもあります。

「図書館の魔女」とあるので魔法やら不思議な力やが出てきそうですが、すべて知恵や知識・知略・謀略を使って事件を解解決していくのです。

世界中の知識が集まる高い塔の図書館そこの主人である「図書館の魔女」と呼ばれる少女マツリカは口がきけないというハンデを持っていました、その通訳として主人公の少年キリヒトが呼ばれる――そこから物語が始まります。

この本を読んで、まず大変だったのは、本の重さ!上巻550g下巻660g・・・手首がだるい・・・

そして、もっとも大変だったのは文章の難解さ、

本文より

 月光に照らされる中庭は、一言でいえば荒れ果てた廃庭園であった。すでに枯れ果てた灌木から落ちて久しい湿った病葉がひび割れた敷石を覆い隠し、伸び放題の草叢が枯れ葉を生い茂らせて、蛇行する小径をそこここで阻んでいる。蘚苔類に覆われた石の緑台は一方の足が崩れかけて斜めにかしぎ、かたわらの水盤では緩んだ石組みから染み出た水が外縁に染みこみ、足下に苔や犬羊歯を繁茂させていた。

漢字の読みを思いだそうとしている間にストーリーがどっかに行く・・・・

ある程度読み仮名がふってあるし、読みが分からなくても漢字の意味が分かるのもある、それでも分からなくても前後の文章でなんとか意味を推察す事が出来るので、慣れるとぐいぐい読めるようになるのですが・・・・

慣れるまでが大変でした・・・・orz

目を白目にしながら(゜_゜)眠気と戦いながら読みました!

結論としてはこの小説は、大変面白い本でした!

一度軌道に乗ると、読むのを止めるのが大変でした、特に下巻は一気読み!

あらゆる知識と深叡な策、数々の謀略、多数の言葉が詰まったこの本は読んだだけでなんだかちょっと賢くなった気さえしてきました。

この小説をミステリーと読むかファンタジーと読むかは人にも依ると思いますが私は、恋愛小説として読みました。

それにしても、恋愛と書くと途端に薄っぺらく感じてしまうのはなぜなんでしょうか?

最近の本はすぐに「好き」だとか「愛してる」などと軽々しく書きがちだけれど、小説とはそういったあいまいな感情をあらゆる言葉で表すのが本来の役目だと思うのです。

その点この本は主人公キリヒトとマツリカの深い深いつながりを沢山の言葉を使いながらも直接的な表現を避けて、二人の関係を浮き彫りにさせているのです。

直接的な甘味はあまり無いけど、スイカに塩をかけた時のような深みのある甘味が楽しめます。

ツンデレマツリカちゃんと天然系キリヒトの関係がどうなるのか、興味を持った方は良かったら読んで見て下さい。

是非とも続編を書いて欲しいと思わせる本でした。

図書館の魔女(上)図書館の魔女(上)
(2013/08/09)
高田 大介

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図書館の魔女(下)図書館の魔女(下)
(2013/08/09)
高田 大介

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