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りぽぐら! 西尾維新・作

「りぽぐら!」は実験小説です。

リポグラム【英lipogram】(名詞)特定の語または特定の文字を使わないという制約のもとに書かれた作品。


制約

①最初に短編小説を制限なく執筆。

②五十音46字から、任意の6文字を選択。

③残った40字をくじ引きで10字ずつ、4グループに分ける。

④その10字を使用しないで、①の短編小説をグループごと4パターン、執筆する!

⑤濁音、半濁音、拗音、促音は、基本の音と同じ扱い。音引きはその際の母音とする。

⑥②の6字は、どのパターンでも使用可。


「りぽぐら!」はこのルールによって書かれた小説です。


難しそうです、まずこのルール自体が難しくて理解するのが大変でした。

使えない文字がある上で文章を書くなんて考えたこともなかったので衝撃です。

まず短編を書き、そこから特定の文字を使わずに文章を書くとなると、

まず頭に浮かんだ文章の単語に、使えない文字があるかどうかを考えて、使えない文字があったら、その単語の意味と同じか似たもの、あるいは遠回しに説明をしなければなりません、

あと主語が「僕」なのに「ぼ」が使えなかった場合、それに近い単語を探さなければならないのです、でも「私」にしても「俺」にしても最初の文章とは雰囲気が変わるし同じ文体では進めなくなります、ましてや「拙者」なんかにしたら侍っぽい昔の言葉で統一しなくてはならなくなり、余計に使える単語が少なくなります、

難しい

ルールがわかったところで難しいことには変わりありませんでした。

私は、言葉の制約が無くても、文章を書くのに四苦八苦しているというのに、使える文字をわざわざ作るという、難しいことをするなんて、この作者さんは本当に凄いです。

ためしに、「りぽぐら!」の最初の短編の「妹は人殺し」の最初の実験小説の「妹は殺人犯!」で使われているルールに従ってこの本の感想文を書いてみようと思います。

「妹は殺人犯」の禁断ワードは あ・お・き・け・ち・な・に・ぬ・れ・ろ です。

スタート


・・・えー、この本を読んだ感想は、・・・・えー、楽しい、というよりスポーツの得点表を読んでいるよう、感じ・・・・・えー、通算5回も繰り返し、ストーリー類似の物を読むので、退屈してくる、・・・・・・・えー、でも文章を読んで引っかかるとこ、見る、他の言葉を考える、でも使えない言葉、そんな感じで、・・・えー、行ったり、戻ったりで読むと、楽しい。・・・・・かも・・・えー、全500ページの本を読むより時間がかかった、この本は
全242ページしか・・・・えー、・・・・・・・・・・ー、私は薄く思う、この本は・・・・・・・・・・・えー・・・・・・・・・・・・・・・・もう!無理!!!


終了

自由万歳!言葉を自由に使えるって本当に楽です、よくこんなめんどくさい事をしたな~と感心しました。

でも、この作者さんの最近の本はどんどん分厚くなってきています、この本はあまり分厚くありませんが、このブログで以前紹介した「終物語 上」も上下巻で終わるかと思ったら上・中・下巻に伸びてました、

・・・別に小説が長くなることに文句があるわけではないです・・・ええ、ありません、いつまで続くねん!とか思ってません、・・・ええ、思ってませんとも、・・・いやいや本当に不満があるわけでは無いのですが、この本のように文字の制約があれば、本も少しは薄くなるのではないかな~と思ってしまいました。(;一_一)

りぽぐら! (講談社ノベルス ニJ- 33)りぽぐら! (講談社ノベルス ニJ- 33)
(2014/01/08)
西尾 維新

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