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二流小説家 デイヴィッド・ゴードン・作

はっきり言うと、この小説はミステリーとしては物足りない、

恋愛物としては全然足りない、

アクション物といったら嘘になります、(多少は銃撃戦がありますが)

タイトルからわかるように小説家が主人公ですがお仕事物として読むにしても夢が無いです。

猟奇的な殺人事件が起こるので、気持ち悪くなるぐらいグロいのかと期待してもきっとがっかりするでしょう

コメディとしては読んでもいいかもしれませんが、シリアスな場面も同じだけあるので気持ちは乗り切れません。

感受性豊かな詩的な小説かな?といわれれば、・・・そうかもしれない。と答える、

この小説はそんな小説です。

ただ誤解してほしくないのですがこの本はすっごく面白かったです。

色々な要素がちょっとずつ入ってそしてバランスを崩すことなくまとまってる、

バランスが完璧とは言えないかもしれませんが(笑)

主人公はうだつの上がらない二流の小説家、明日のご飯のために名前を変えてジャンル小説を書く日々、ところがある日、残忍な手口で4人の女性を殺害したとして、死刑判決を受けたダリアン・クレイから自分の告白本を出さないかともちかけられる、そこから色々な事件に巻き込まれることになるのです。

主人公は正直情けない性格です、女子高生にいいように使われて、昔の恋人のことをまだ引きずっている、不本意な仕事をいつまでも続けている、そしてこの状況を変える気力も無い、これだけ並べると、なんだか悲しくなってきますが、文章がユーモアにあふれていて軽妙で読みやすい、ついついクスクス笑いながら読まされてしまいます。

事件の謎よりも文章が面白くて読み進めたようなものです。あっ事件そのものも面白かったです。

そして話が終わってしまうのが残念でもありました。

この作者の次回作はもう日本語訳は出てるみたいなのでさっそく探して読みたいと思います。

二流小説家 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕二流小説家 〔ハヤカワ・ミステリ文庫〕
(2013/01/25)
デイヴィッド・ゴードン

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