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「アミダサマ」 沼田まほかる・作

だいぶ遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

新しく年が明けましたが、今年も新旧問わず色々本を読んでいきたいと思います。

今年一冊目は沼田まほかる作の「アミダサマ」です。

ホラーです。

なぜこの本んを読もうと思ったかと言うと、特に深い理由はありません。

正直真冬にホラーは合わへんな~とも思ったのですが積ん読の山を漁っていたら目に入って、なんとなく読みたくなったので読みました。

今年は一段となんだかぬるっとした入りになりました(笑)


沼田まほかるさんの本を読むのはこれで三冊目です。

相変わらずずっしりと心に残る小説を書かはる人やなと思いました。

ストーリーは二人の男が冷蔵庫に捨てられた幼女を見つけるところから始まります。幼女の名前はミハル彼女はやせ細っていて喋ることもできない状態でした。
話は二人の男の視点で語られていきます。一人は僧侶で筒井浄鑑、彼が寺にミハルを引き取り育てます。もう一人は工藤悠人、悠人は普通のサラリーマンなのですがある日突然ミハルの声なきコエに導かれてミハルを探し出し救います。悠人はミハルに出会うことで人生が一変してしまいます、しかし浄鑑はこれはいけないことが起こると感じ。悠人とミハルを引き離します。しかしだんだんと寺や町で良くないことが起きるようになり、離れている悠人の人生も歪んで来てしまうのです。

読み始めた時は、ホラーだからもっとおどろおどろしいのかと思ったんですけど、読んでみると意外にそうでもなくてどちらかと言うと神秘的な感じでした。

しかし・・・・最初だけでしたけどね。

途中から怖い!

ジワーっと日常が何か何者かに侵食されていく描写がなんとも気持ち悪くて読むのが辛いくらいでした。

これは小説だと言い聞かせて読み続けました、そうでもしないと小説の中に引き込まれそうな感じがして余計怖かったからです。

怖いな~と思いながらラストに向かって行くと、今度はまただんだんと神秘的な感じになっていき怒涛の結末。

今回は文庫で読んだんですがそこにのっていた解説に作者は曼荼羅を小説で書いたんだと解説されていて。

確かにと思いました。

僧侶が出てくるので仏教のことは出てくるのですが、それを差し引いてもなんだかこの小説は神々しいものがあります。

理屈ではなく感覚であの世と言うものを表現したかったんじゃないかと思いました。

読み終わった直後はハッピーエンドだなと思ったのですが、でも真を開けて考えてみるとそうでもないかもと思えるラストでまたもやあの恐怖が繰り返されるのかもと思ってちょっとゾッとしたり。

怖いだけではなくちゃんと考えさせる内容で面白かったです。

でもやっぱり読むのは冬より夏の方が良かったかもしれません(笑)


「アミダサマ」 沼田まほかる・作










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