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「村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の旅』メッタ斬り!」 大森望・豊崎由美・作

村上春樹の小説ってどこからどう読んでも村上春樹なんですよね、多分名前を伏せて読んでもきっと村上春樹ってわかる、今回読んでみて改めて思いました。

今回読んだのは大森望・豊崎由美・作の「村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の旅』メッタ斬り!」です、書評です。

この本は、本というかKindleで買って読んだんですが。これはKindleでしか読めない本なんです。だいぶ前に出てたんですけど。ちなみに出たのは2013年4月です。ものすごく読みたかったんですけど、Kindle買うまで待とうと思ってたんですけど、最近やっとKindleを買ったので読んでみました(遅い)

とはいえ実は村上春樹の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の旅」はまだ読んだことなかったので急遽このために「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の旅」も読みました。

やっぱり書評を読むならその元になった本を読まないと面白くないですよね。特に書評家で好きなのは今回よんだ豊崎由美さんですこの人の書評は本当に面白いんです。
どれくらい面白いかというと、豊崎さんの書評が面白くて読んでみた本は大体書評の方が面白くて本編はイマイチだったって事が多いぐらい面白いです。

いや、私の読解力がないだけなのかもしれませんが(笑)

毎回書評の方が面白かったからちょっとがっかりするんです、でも豊崎さんの書評を読むとまたしょこりもなく紹介されていた本を読みたくなるんですよね。

しかし、今回はネタバレもあるそうなのでやっぱり先に読んでから書評を読みたいと思って「メッタ斬り!」を読みたいがために「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の旅」を読んだわけです。
と、いう事で「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の旅」を読んだ私の感想は最初に書いた、村上春樹はどうやっても村上春樹やなって話に戻るわけです。

割と今回の話は「メッタ斬り!」でも書かれてたんですけど、「ノルウェーの森」「1Q84」に似てる感じだったので余計そう思いました。

なんかねストーリーとかワードが共通するところが多かった、正直私は村上春樹は「1Q84」書くの失敗したから「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の旅」書いたんかなと思いました。この本は「1Q84 2」の後に書かれていたので余計に思いました。

いや~それにしても「村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の旅』メッタ斬り!」は村上春樹メッタ斬りでした。

豊崎由美さんの書評は酷評する時は本当にメタクソに酷評する事で有名で面白いんですけど、今回読んだ「メッタ斬り!」も言いたい放題で面白かった。

この「メッタ斬り!」は「文学賞メッタ斬り!」シリーズの一つです。このシリーズはその年の文学賞を獲った作品を片っ端から書評するという主旨のシリーズで、もうなんかすでにタイトルから喧嘩売ってる感じですごいんですけど。洞察が鋭くてためになってその上、笑えて面白いので読み始めたら止まりません。

さすがに今は毎年はしておられないのですが、読めないのが本当に残念です。

でも最近は百田尚樹さん作品に喧嘩売ってて、それがネットで炎上してて面白かったです。

それで、「村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の旅』メッタ斬り!」なんですが「色彩を持たない」を読んでからこれを買って、値段302円とお安くて短めなのですがそれでもあっという間に読んでしまいました。

なるほどな~と思ったりめっちゃ共感出来る!と思ったりで、正直「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の旅」より楽しんでしまったかもしれません。

いや「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の旅」もなかなか面白かったんですけどね・・・

一番共感できたのは時代感覚が古いよねってところです。小説の中ではツイッターもフェイスブックもあってかなり現代に近いんですけど、出てくる店とか女性の感じがもう80年代って感じで。すごい違和感。

「メッタ斬り!」でもそのことは書かれていて、他の人もそう思ってたんや!って思って面白かった。それにまだ読んだことないんですけど「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」に出てくるキャラが「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の旅」に出てくるキャラとそっくりで同じ食べ物を食べてるそうです。使い回しかよ!って突っ込んでて思わず笑いました。

あと私が古いな~って思ったのは、「コンピュータ」って言葉なんです。

例えば”メールを沙羅のアドレスに送った。それが送信されたのを確認し、コンピュータの電源を落とした。”という具合に使ってるんですけど。

コンピュータて!!(笑)ざっくりしすぎやろ!使うならせめてパソコンとかPCとかネットとかあるやん。それをコンピュータて!

小説の中ではグーグルとかツイッター、フェイスブックって単語が出てるのでおそらく携帯もスマホがが出てきてる頃のはず、しかも主人公は大学の工学部を出てるという設定なのに、いうにことかいてコンピュータですよ。

ちなみにコンピュータをウィキペディアで調べてみました。

”コンピュータ(英: computer)は、自動計算機、とくに計算開始後は人手を介さずに計算終了まで動作する電子式汎用計算機。歴史的経緯により「計算」の語が使われているが、実際の対象は数値計算に限らず、コンピューティング(その理論としては計算理論)と呼ばれる、より広い範囲である。現代ではパーソナルコンピュータからスーパーコンピュータなどを含めたデジタルコンピュータを指す場合が多い。電卓・機械式計算機・アナログ計算機については各項を参照”

この理論で言うと携帯もコンピュータですね(笑)

いや、別にいいんですけどね、間違ってるわけじゃないしたいした問題でもないし。世界観的にはざっくりしてるのがむしろいいのかもとも思うし。

でも一回「コンピュータて!」って思うと結構気になる。

あと気になったのは、主人公がフィンランドに数日だけ行くシーンがあるんですけど、主人公はレンタカーで車を借りて友達に会いに行くんです。でも私はよく知らないんですけけど、日本で免許取ってたとしても外国で通用するもんなんでしょうか?

めっちゃ普通に書かれていて気になったので、調べてみました。

どうやら、外国で車を運転するには「国際免許証」なるものが必要らしいです、普通免許と一日手続きを何かしら行えばもらえるそうで。今回初めてしりました。勉強になる。

なので主人公はこのためにその免許をとって、ほんの数日の旅行に行ったと言うことになるようです・・・・

・・・な・・・なるほどね・・・・

辻褄はあうけど・・・・なんか納得できたような出来ないような。

そういえば今回「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の旅」の書評を読むと言うことで、他の人の書評も読んでみたいと思ってネットで色々調べてみました。

いやーすごい面白かったです、本当にたくさんの人がいろんなことを書いていて、一つの作品でこれだけの人を動かせるなんてやっぱり村上春樹はすごいなと思いました。

特に面白かったのはAmazonの「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の旅」のレビューで殿堂入りしてたレビューアーです、ドリーという名前で書かれてます、これがまた長いんですけどめっちゃ面白かった。オシャンティって言葉久しぶりに聞いた(笑)是非読んでみて欲しい。Amazonで「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の旅」を検索してレビューのところを見ると一番上に出ています。

この人はこれで注目されて本まで出したそうです。ちょっとそれも読んでみたいです。

他にもこのレビューに反論する村上春樹ファンの書評とかも面白かった。この人は村上春樹ファンなんですけどハルキストと言われるのは嫌で、さらに自らハルキストと名乗る奴がめちゃくちゃ嫌いなんだそうで。

ファンにも色々いるなと改めて思いました。そしてこれだけのエネルギーを引き出す村上春樹もすごいなと。

結局のところみんな、なんだかんだぐだぐだ村上春樹作品を肴に語るのが楽しいのではと思いました。確かに意味深な文章と設定はかなり抽象的で意味を探そうと思えばそれこそ人の数ぐらい作れそうですし。深く掘り下げようと思えばめっちゃ深いし。でも結局なんの意味もないのかもとも思えるし(笑)

ということで「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の旅」を読んでそれを肴に「村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の旅』メッタ斬り!」を読んでみてはいかがでしょうか。

読んだ本の評価を他の人の視点で見るのは結構、いやかなり面白いです。

おすすめです。


村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の旅』メッタ斬り!」
大森望・豊崎由美・作



色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の旅」 村上春樹・作










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