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伏 贋作・里見八犬伝 桜庭一樹・作

 吊城は丘陸のいちばん上に、今朝も、すこぅし右にかしいで載っていた。神さまがうっかりそこに置き忘れたまま、まだ取りにきてないだけだよというように。― 「伏 贋作・里見八犬伝」より一部抜粋



豆知識

作者の桜庭一樹さんは、男性のような名前ですが実は女の人です、デビュー作がライトノベルで、女性名だと読んでもらえない可能性があったので、男性に近い名前にしたのだそうです。

と、思ってたのにWikipediaで調べたら、たまたま適当に付けたとか書いてある‼

あれ?(゜o゜)この情報どこで読んだだろう?でも確かに、何かに書いてあったのに( ゚д゚)

・・・うん、たぶんWikipediaが間違ってる‼・・・たぶん


さて、この「伏」ですがタイトルにある通り、里見八犬伝のお話をベースにした小説です。しかし、なにぶん私は元の里見八犬伝をよく知らないので、比較のしようがないのです。f^_^;)

たしか・・・時代物で、犬?・・・が八匹出てくる?

と、タイトル見たらだいたい推測できるだけの知識しかありません。~_~;

Wikipedia先生によると

『南総里見八犬伝』は、室町時代後期を舞台に、安房国里見家の姫・伏姫と神犬八房の因縁によって結ばれた八人の若者(八犬士)を主人公とする長編伝奇小説である。ー本文よりー

・・・犬は八匹も出ないみたいです。持ってた知識も間違ってた!(@_@;)



「伏 贋作里見八犬伝」は、アニメ化もされたので、ファンタジー感溢れるポップな、内容なのかと思っていたのですが、実際読んでみると、昔々から続く因縁と、呪いが連綿とつづられ、血の匂いと獣臭さが漂う奇伝と言ってもいい作品でした、主人公が14才の女の子なので、ある程度はポップなのですが・・・f^_^;)予想外です

でも相変わらず桜庭さんの作品は面白かったです。

桜庭さんの作品に一貫してあるのは家族の絆のような、呪縛ような、つながりの事、少女が大人になる何とも言えないもどかしい時間。

桜庭さんの文章からはなんとも言えない独特の匂いがしてきて、いつもうっとりしてしまいます。

この何とも言えない匂いはきっと女にしかわからないんじゃないかと思う。

まあ、私の気のせいかもしれませんが。

勇ましい女の子が、女になり、母親になる、その過程を丁寧にそして美しいけど独特の文章で書いていてとても面白かったです。


伏 贋作・里見八犬伝伏 贋作・里見八犬伝
(2010/11/26)
桜庭 一樹

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