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「ON オン 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子」 内藤了・作

今回紹介する本はこの間までドラマでもやっていた「ON 猟奇犯罪捜査班 藤堂比奈子」の原作です。

面白くて毎週見ていたので、原作も読んで見たくて買ってみました。

ドラマでは推理の部分が言葉で説明されただけで終わってしまうし、最終話の犯人の動機もイマイチよくわからなかったので、原作ならもっと詳しく読めるかと思って気になったっていうのもあります。

まあ、一時間で一つの事件を解決させるのですから、あれくらいのスピード感は必要なんでしょうね。

それで原作を読んでみて驚きました、原作とドラマはかなりストーリーが変わってるんですよね。

まあ、原作はシリーズで6冊出ていてそれを全部で八話にまとめないといけないとなると変更は必要でしょう。

でも関心したのはその方法です、すごく上手いんです。

脚本を書いた人はすっごい頭いいんやろうなと思いました。

全く違うストーリー展開なんですけど、作品のテイストは変わってなくてそれで原作のエピソードを余すことなく使っていてそこが凄いなと思いました。

そしてその変更点がまた凄い、まず主人公の性格が全く違う。

ドラマでは生まれつき感情がなくて、それを隠しつつ異常犯罪をする犯人のことが知りたくて事件を追うというちょっとというかかなりサイコパスな性格なのですが。

原作は、まっすぐで正義感が強く素直で優しい、という最近の熱血漫画でもあまり見ない感じのストレートな主人公なんです。

同僚の東海林も性格は真反対でドラマとは違い体育会系で脳筋って感じの性格になってます。

他は大体同じでしたが、主要な人物がこれだけ性格が違うのは、今まで見た映像化作品の中で一番ではないかと思いました。

これだけ登場人物の性格が違うのに小説の雰囲気は残して話を組み立てるんなんて一から作るより大変なんじゃないかと思います。

いやーでも面白かったです、ドラマも小説も全然展開が違うからどちらも同じくらい楽しめました。

まあ、犯人は同じだし動機とか手口がドラマと同じなのでそこらへんは予想がつくのであれでしたけど。

それでも期待していたとおり推理とか動機は原作では細かく説明がされているので最初の目的はちゃんと果たせました。

それにドラマでは恋愛要素はほとんどありませんが、小説は結構踏み込んでてそこも意外で楽しめました。

まあ、ドラマの主人公の性格では恋愛は難しいかもですが。

ドラマは異常犯罪の犯罪者に焦点が当てられて、ミステリというよりホラー色の方が強いですが、原作はホラーというより推理とか人間ドラマの方が強い気がします、この本、角川ホラー文庫から出てるんですけどね(笑)

残念なのはドラマの方が続編や番外編で映画を作るとかが難しい終わり方をしていることですね、出来れば、続きを見て見たい。

でも下手に無理に作って変な物見させられるよりはいいかもですけど。

あと、この本は異常犯罪を中心に扱っているので、当然のごとくグロテスクな死体がいっぱい出てきます。ドラマの方ももちろん出てきたのですが。グロテスクさでは小説の方に軍配が上がってる感じです。

映像の方がインパクトが強いかと思われますが、さすがに不特定多数が見るテレビであんまりグロテスクには出来ないという事でしょう。

どちらかと言えば小説のほうが描写が細くて、結構リアルに想像できてしまうので、食事しながらこの本を読むのはおすすめしません。

まあ、滅多に小説読みながら食事する人はいないと思いますが(笑)

食事といえば。私は昔「死体は語る」という昔警察の検死官をやっていた人が書いた本を読みながら食事をしていたことがあるのですが。

それがまた、内容がリアルで、気持ち悪かった・・・・死体が何日でどのように腐るのかとかどういった経緯で骨になっていくのかとか細く書かれていてさすがに物を食べながら読むのは気持ち悪くなりました。

あと食事しながら読んで後悔した本といえば、遺品整理人の実録物ですね。

まだ遺品整理人という仕事が広まってない時のに読んだのですが・・・・すごかった・・・孤独死をした人や自殺した人の部屋を掃除したりしないといけないんですが、大体が数日経ってから発見されてるので、蛆虫がわいているのは当たり前。部屋中が血まみれと言うこともあるそうで。一番強烈に記憶に残ったのは。お風呂に入ってお湯を沸かしながら死んでしまった人の話ですかね。

簡単に言うと湯船でグツグツ煮込まれてしまったので、見つかった時は完全にスープ状になっていたそうです。

・・・・・・さすがにちょっと読みながら吐きそうになりました(泣)

しかもそれが淡々と描写されているので、逆に怖い。

うっぷ・・・思い出しただけで気持ち悪くなってきた。

まあ、と言うわけで、こんなグロテスクな本を読んできた私がグロテスクだったと思うのですから本書のグロテスクさは折り紙つきです。

このシリーズは6冊出もているので、今は読書の秋ですし。

秋の夜長に布団の中で震えながら読むのはいかがでしょうか?

おすすめです。




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