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「私のサイクロプス」 山白朝子・作

人の記憶とは曖昧のものです。

特に私は記憶力が無い、なので本を読んだ後1ヶ月位すると内容はふんわりとした印象しか残ってない事になります。

このブログを書くようになって読んだ後、その本の事を考えるようになったのでまだ覚えているようになったような気がしてましたが、登場人物の名前とかは完全に忘れます(笑)

そして、今回読んだ本「私のサイクロプス」でご存知の方もおられると思います、山白朝子・作で乙一さんの別名です。

そしてこのブログでも以前に紹介したと思います「エンブリヲ奇譚」の続編です。

見返してみたら2014年に読んでました。

まあ、おわかりかと思いますが概要はほとんど忘れてました(笑)

「エンブリヲ奇譚」でもそうだったんですけど本に付いている栞が特殊で、髪の毛みたいに細い糸で、油断している時に見ると髪の毛が挟まっている様に見えてとても気持ち悪いんです、うわっ!てなります。

前回もそうだったんですがそれもすっかり忘れてて今回も本を開いてうわっ!てなりました(笑)



写真が少し小さいですが、こんな感じてす。

ほら、怖い話を読んでる時にこんな栞が本に挟まってたらちょっとうわっ!ってなりません?しかも手に触れたりするとゾワッとします。

・・・そういえば「エンブリヲ奇譚」のブログを書いた時もこんな事を書いたような・・・

そんなわけで本当に人の記憶は曖昧です。

まあ、前向きに考えると毎回新鮮に驚けるので毎回楽しめていいとも言えます(笑)

前向きっていいですね。

という事で、今回紹介する本は山白朝子・作の「私のサイクロプス」です。

短編形式で構成されているので、とても読みやすいです。

全部で9編286ページです。

今回のお話も旅本作家の和泉蠟庵に巻き込まれてお付きの二人が恐ろしい目にあいます。
先ほどほとんど概要は忘れてると言いましたが、読み始めるとなんと無く思い出してきましたし初めて読んでもわかる様に書かれているので、忘れいても大丈夫でした。

なので初めて読む人にも安心して読んでもらえます。

ストーリーは少し言いましたが旅本を書いている作家の和泉蠟庵に付いている旅本の版元でしっかり者の輪、彼女は現代でいうところで編集社で働き原稿を取りに行く編集者のようなものです。

それから貧乏神みたいな顔をした酒飲みで博打好きの耳彦、彼は荷物持ちをしてます。

その二人が迷い癖のある和泉蠟庵に巻き込まれていつの間にか迷子になっておかしな事に巻き込まれます。

それが毎回怖くてグロテスクでそして面白いです。

ただ、気になったのですが。前回の「エンブリヲ奇譚」と少し印象が変わっているような気がします。

「エンブリヲ奇譚」はもうちょっと幻想的というか怖い話なのですがもっと不可解で不思議なファンタジーといった感じだったような気がしていたのですが、今回の「私のサイクロプス」はグロテスク系のホラー色がとても強いように感じました。

勿論、幻想的だし不可解で不思議でファンタジックでもありますし、何より面白い事は前回と同じです。でも割合が違っているような気がしたんです。

まあ、私の記憶ですから信用できたもんではないですが(笑)

とりあえず言えるのは面白い小説だという事です。

あと、怖い事やグロテスクな本が読みたい人にはお勧めです。乙一さんの小説は、特にホラーは精神的にも視覚的にもダブルでダメージが来るような小説なのできっと満足できる事でしょう。

そして、最後はもっと続くような終わりかたをしているので続きというか続編が楽しみです。



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