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「シャーロック・ホームズの不均衡」 似鳥鶏・作

ミステリの王道といえば。

人が謎の死をとげる。どうやら殺されたようだ、しかし密室だったり全員にアリバイがあったりと誰が犯人かわからない。迷宮入しそうなところに颯爽と探偵が現れ、容疑者達を集めてさてと言い、入り組んだ謎を解く。

これがいわゆるよくあるミステリである。

しかし、現実問題そんな事は実際には滅多に起こらない。

現実は探偵は人の浮気や素行を調べるだけの職業だし、それに日本の警察は優秀だ、最先端技術で全てお見通し。「科捜研の女」とか見ると感心します。

それに人を殺すなんてかなり精神的にエネルギーがいる、それなのにそんな冷静にミステリーによくあるトリックなんて思いつくだろうか。

よしんば思いついてもそう簡単に成功するとは思えない、イレギュラーな事が起こるだろうし、それがどうにかなったとしても人を殺害しながら予定通りにいくとは思えない。

なかなか難しいと思います。

まあ、ミステリはエンターテイメントなのでそれはそれでいいのですが。

この本は、両親を殺人事件で亡くした天野直人・七海の兄妹が主人公。その二人がある事件に巻き込まれ。そこで名探偵の遺伝子の事を知る。名探偵の遺伝子とは、それを持つ者はその推理力で困難な問題も解決できるため世界経済の鍵を握る存在として求められているのだ。名探偵の遺伝子は世界中で求められ大きな国の諜報機関に狙われている。諜報機関は違法な方法でその名探偵の遺伝子を持つ人間を誘拐している。その諜報機関はその名探偵の遺伝子を探すためにわざと解決困難な事件を起こしているのだ、なので主人公二人はそれを阻止するために事件が起きると駆けつけて名探偵の遺伝子を持つ者より先に解決しなければならないのだ。
二人は命を狙われ危険な目に遭いながらもなんとか事件を解決していくことになる・・・

簡単に言うとこの本は小説にしかありえないような状況、名探偵が必要な状況をわざと作り、本当によくあるミステリみたいに事件を解決しなければならない。

しかも、世界情勢も結構取り入れてて世界観もしっかりしているので読んでてもストレス無く読めます。

ここら辺で納得出来ないと小説を読むのってしんどくなるものです。

しかしこの小説はストーリーの流れが自然でリアリティがあって、ありえなさそうなミステリ小説的な状況になっても納得がいく、スリルもあるのでミステリとスパイ映画を足して2で割ったような感じで良く考えてあるなと思って面白かったです。

後、この小説の作家さん似鳥鶏さんの本は初めて読むのですが、脇役のキャラや間に挟まれる雑学なのかもよくわからない話やネタのセンスが独特で面白いです。

結構微妙ですごく困惑するんですが、読んでいくと癖になってもっと読みたくなってきました。

この話はシリーズになりそうなので続きも是非読みたい。

気になった方は是非読んで見て下さい。






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