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「マイナス50℃の世界」 米原万理・作

暑い!

快晴という言葉を聞くだけで殺意がわきそうになる昨今、いかがお過ごしでしょうか?

というわけでちょっとでも涼しくなればと思い、この本「マイナス50℃の世界」 米原万理・作を読んでみました。

日本列島は40℃を超える地域もあり、太陽は私を殺しにかかっているのかと思うぐらい照りつけていますが。なんとかそれに対応するためにマイナス50℃の世界をぶつけてみました、気のせいでも相殺されるかなと思った次第です。

この本は米原万理さんがテレビのドキュメントの撮影のために同行した時に体験した事を元に書かれた本です。

そのドキュメントは200年も前に実在した大黒屋光太夫という商人の足取りを追うというもので、この大黒屋光太夫と言う人は天明二年(1782年)に伊勢白子(現在の三重県鈴鹿市)から江戸に船で向かっている途中で嵐に遭い太平洋を8カ月も漂流したのちアリューシャン列島に辿り着きそこからロシアを横断し10年後にエカテリーナ女帝の支援でやっと日本に帰国したそうです。だけど当時、日本は鎖国していたので帰っても死ぬまで幽閉されてしまったとか。

米原万理さんはこのドキュメントの撮影の通訳として雇われたそうですが、その時の体験があまりにも凄かったのである小学生新聞に連載したそうです、この本はその時の文章と写真で作られたそうです。

実はこの本は清流出版社で出されたものを文庫化したもので角川ソフィア文庫から2012年に出版されています、ですが米原万理さんはもう亡くなっているので、あとがきや写真の解説は椎名誠さんがつけておられます、椎名誠さんもこの撮影のレポーターとして同行されていたそうです。

そして、この本でメインになるのは世界で一番寒い国ヤクート自治共和国(現サハ共和国)が舞台です。

とにかく寒そう!

寒い地域ではマイナス71℃にもなるそうです。

そんな国の人々の生活や風習を米原万理さん独特の目線で書かれています。

本の内容はいかにその地域が寒いかと言う事を書かれているのですが、それがとにかく凄い!本当に同じ地球に住んでいるのかと思うぐらい異次元の世界が書かれていました。

まず立ってるだけでまつ毛やひげが凍って白くなり、目の表面の水分が氷の膜になってしまってまばたきするのも大変なんだそうです。

建物は永久凍土のせいで50年は持たないそうです、写真も沢山のってるんですがどの建物もグニッと斜めになっています。

さらにマイナス30でも今日は暖かいねというそうです、ここの国の人が日本に来たら蒸し焼きになってしまうんじゃないかと心配です。

本当に寒さの次元が違います、体調が悪い鳥がたまに飛びながら死んでしまって落ちてくる事もあるそうです。なんだかこれを読んでいると、40℃でガタガタ言っているのも贅沢に感じられます。

だけどここに住むのは凄く大変そうなのに米原万里さんの文章を読んでいるとなんだかここに行って住んでみたい気になってくのが不思議です。

他にも驚きのエピソードが満載、しかも色んな写真も沢山のっています、どの写真も白くけぶっていて見ているだけでも少し涼しくなります。

熱帯夜が毎日続きますが、よかったら寝る前にこの本を読んでみてはいかがでしょうか?、もしかしたら雪国の夢を見れるかもしれません。

文章も読みやすく写真も一杯、しかもその解説が椎名誠と豪華キャストが揃って、それで値段は476円(税別)安い!

お勧めです。


「マイナス50℃の世界」 米原万理・作

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