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「さよならドビュッシー」 中山七里・作

「さよならドビュッシー」は第8回「このミステリーがすごい!」で大賞を取った作品です。

実はこの前に「連続殺人鬼カエル男」を読んでいて、凄く面白かったので、同じ作家さんで違う作品がないかと探したら。

「さよならドビュッシー」が面白そうだなと、しかも「さよならドビュッシー」と「連続殺人鬼カエル男」は「このミス」で同時出品されてなおかつ最終選考まで残った作品だという事が分か、り読んでみました。

同時に二作品を出品したのも凄いですがもっと凄いのは読んでみたら分かるのですが、どちらの作品も雰囲気が全然違う所です。

「連続殺人鬼カエル男」は社会派ミステリーなのに対して「さよならドビュッシー」は爽やかな青春ミステリーになっています。

「さよならドビュッシー」の本の最後に大森望さんが解説を書かれているのですが、そこにはこの小説はまさにスポ根マンガの様だと書かれています。

読んでみ見るとまさにそうで、「連続殺人鬼カエル男」は読んだ後も嫌な気持ちしかしないとても面白い小説だったのに対して「さよならドビュッシー」は結末は結構後味が悪いのに爽やかな気持ちになるという矛盾した内容になっていました。

でもよく読むと共通するワードがあったりしてそれを探しながら読むのも面白かったです。

この小説はピアニストを目指す遥という16歳の女の子が祖父と従姉妹と共に火事に遭い、一人だけ生き残ったものの遥は全身に大火傷を負ってしまう。それでもピアニストになる夢を諦めずに。コンクール優勝をめざして頑張るが、周囲で不吉な出来事が次々とおこりやがて殺人事件まで起こってしまう。はたして犯人は誰なのか、と言ったストーリーです。

16歳の女の子が頑張るこのワードだけでもう爽やかさがが滲みでています。

それが更に大怪我をしたにも関わらずそれに立ち向かいコンクールに出場出来るまでに回復していくのです。ミステリー要素がなかったとしても十分に読めます。

しかも小説で音楽を表現するっていうのはかなり難しいのに、この小説は、読みながらまさに音楽が聞こえそうなほど素晴らしい表現が並んでいて感動しました、これだけでも読む価値ありだと思います。

ただ、読む時は一気に読んでしまった方がいいかと思います、時間を空けると、容疑者が少ないので消去法で犯人の検討がついてしまう可能性があります。

おかげで私は最後そんなに驚けなかったので・・・・(@_@;)

熱い夏は終わってしまいましたが、この“スポ根マンガ”小説で熱い気持ちを思い出してみてはいかがでしょうか。

お勧めです。

「さよならドビュッシー」 中山七里・作



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