本とTシャツと私~クラフトワークスKyotoより愛をこめて~

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伏 贋作・里見八犬伝 桜庭一樹・作

 吊城は丘陸のいちばん上に、今朝も、すこぅし右にかしいで載っていた。神さまがうっかりそこに置き忘れたまま、まだ取りにきてないだけだよというように。― 「伏 贋作・里見八犬伝」より一部抜粋



豆知識

作者の桜庭一樹さんは、男性のような名前ですが実は女の人です、デビュー作がライトノベルで、女性名だと読んでもらえない可能性があったので、男性に近い名前にしたのだそうです。

と、思ってたのにWikipediaで調べたら、たまたま適当に付けたとか書いてある‼

あれ?(゜o゜)この情報どこで読んだだろう?でも確かに、何かに書いてあったのに( ゚д゚)

・・・うん、たぶんWikipediaが間違ってる‼・・・たぶん


さて、この「伏」ですがタイトルにある通り、里見八犬伝のお話をベースにした小説です。しかし、なにぶん私は元の里見八犬伝をよく知らないので、比較のしようがないのです。f^_^;)

たしか・・・時代物で、犬?・・・が八匹出てくる?

と、タイトル見たらだいたい推測できるだけの知識しかありません。~_~;

Wikipedia先生によると

『南総里見八犬伝』は、室町時代後期を舞台に、安房国里見家の姫・伏姫と神犬八房の因縁によって結ばれた八人の若者(八犬士)を主人公とする長編伝奇小説である。ー本文よりー

・・・犬は八匹も出ないみたいです。持ってた知識も間違ってた!(@_@;)



「伏 贋作里見八犬伝」は、アニメ化もされたので、ファンタジー感溢れるポップな、内容なのかと思っていたのですが、実際読んでみると、昔々から続く因縁と、呪いが連綿とつづられ、血の匂いと獣臭さが漂う奇伝と言ってもいい作品でした、主人公が14才の女の子なので、ある程度はポップなのですが・・・f^_^;)予想外です

でも相変わらず桜庭さんの作品は面白かったです。

桜庭さんの作品に一貫してあるのは家族の絆のような、呪縛ような、つながりの事、少女が大人になる何とも言えないもどかしい時間。

桜庭さんの文章からはなんとも言えない独特の匂いがしてきて、いつもうっとりしてしまいます。

この何とも言えない匂いはきっと女にしかわからないんじゃないかと思う。

まあ、私の気のせいかもしれませんが。

勇ましい女の子が、女になり、母親になる、その過程を丁寧にそして美しいけど独特の文章で書いていてとても面白かったです。


伏 贋作・里見八犬伝伏 贋作・里見八犬伝
(2010/11/26)
桜庭 一樹

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超教養 さとう珠緒・作

猛禽女子と言う言葉をご存じだろうか。

「臨死!江古田ちゃん」という漫画から生まれた言葉です、ウィキペディアによると

―名称の由来は猛禽類のように狙った獲物(=男)は決して逃さないことから。代表的な猛禽は巨乳で天然ボケなドジっ娘。話の聞き分けが良く、どの仕種も可愛らしく異性から、場合によっては同性からも受けが良い。―

猛禽女子は以前はぶりっ子と呼ばれていました。

こんな言葉ができるずっと以前から猛禽をやっていたのがさとう珠緒さんです。

私は、さとう珠緒さんのファンです。


 初めて、さとう珠緒さんが面白い人だと認識したのは、ある雑誌がきっかけでした、佐藤優という元官僚で今は作家をされている方がいるのです、私はこの人が好きで「ダ・ヴィンチ」という雑誌で連載をしているのを見つけて、読んでいたのですが、その時コンビとして一緒に連載していたのがさとう珠緒さんでした。

その連載と言うのは、さとう珠緒さんと佐藤優さんの対談形式で最近の時事ネタを取り上げるといった内容でした。

細かい所は大分忘れたしまいましたが、その連載がすごく面白かったのを覚えています。

佐藤優さんは元官僚なので政治経済の事とか時事ネタに詳しく、真面目な感じで解説してくれるのですが、そこにさとう珠緒さんがあのぶりっ子全開のしゃべり方で相槌を打っているのです。この凸凹な感じが良いのですが。

さとう珠緒さんはぶりっ子キャラも相まっておバカなイメージを持っていたのですが、意外や意外、結構難しい事を話題にしても、頓珍漢のようでいて物の本質を突いた答えをばんばん答えていてびっくりしました。

私のように、政治や経済に詳しくない人間でもさとう珠緒さんの相槌と解釈よって、より分かりやすく理解できて、なおかつしっかり落ちも付けた会話を繰り広げるので、飽きずに最後まで楽しめました。

脳ある鷹は爪を隠すと言いますがさすがは猛禽女子の開祖です。( ̄Д ̄)ノ

 さとう珠緒さんはこの時「ダ・ヴィンチ」の雑誌のウエブページでも連載をしていまして。

それが、今回紹介する「超教養」のもとになった連載「さとう珠緒編集長のバカブックガイド」、早速読んでみたのですが、これがまたすっごく面白かったのです。

そこから、私はさとう珠緒さんに夢中なのです。

 まずこの本は、その当時に流行った本をさとう珠緒さんが読んで感想を書いた物をまとめた本です、ちなみにこの本が出版されたのは2007年です。

この本の何が面白いかというと、珠緒さんがかなり本音をぶっちゃけているところ。そしてかなり毒舌、上にも書いたように、物の本質をついた答えに皮肉も織り交ぜた文章が炸裂していて、さとう珠緒さんがただのぶりっ子じゃない感じが読みとれます。

まあ、生馬の目を抜くような厳しい芸能界でずっと生き残っていたのです、ただのぶりっ子では無理だったと思います。

たとえば、最初の章の「電車男」の感想。

最初は電車男の話はピュアでいい話だったと持ち上げているのですが、「エルメス」に関してはあんな女いるのかな~?と懐疑的だし、電車男に関しては、「ないわ~」「きもい!」と一刀両断


本文より
 20代の頃は、エルメスさんじゃないけれど、「オタクもいいかな?」って思った時期もあったんです。~中略~まあ、すぐ飽きちゃうんですね。最後は「バカじゃないの!?」と気付いてしまって恋が終わる(苦笑)たぶん、あの頃は「オタクも愛せる私って素敵」なんて思ってたんでしょうね。間違ってました、私。今ならはっきり言えます。キモいものはキモいのです!「萌え~」ですって!?もう一度言わせて下さい。キモい!

も、もう、やめたげてよ~!(つД`)ノキモいオタクは無駄に繊細なのよ~!(>_<)

さらには、

本文より
 ・・・・・・って、私って女の人にこれだけ嫌われているのに男の人を敵に回したら味方がいなくなっちゃいますよね?撤回します。全部、嘘です❤

と続きます、・・・もうやりたい放題です。(@_@;)

このように、ある程度持ち上げておいて、一気に落とし、また持ち上げると見せかけて崖から突き落とすのです。

私は“アクロバティックな毒舌”と名づけました。

その他にも、「NANA」と言う漫画を取り上げた時も恋愛観の話になり、色々端折りますが、20代はモサい位の人が好きだったのに、年を重ねるごとにイケメンが良くなるよね、(NANAを読んだ感想でこんな結論が出る時点で色々敵に回してる気がしますが・・・(~_~;))みたいな話になり

本文より

やっぱり、自分が老いていくと美しさに惹かれていくものってことかな?細木数子さんが、イケメン好き、というのはとても共感できますよね。

・・・・・・うん、共感できるよ、できるけどこの話の流れでその名前を出すのはかなりアンタッチャブルなのでは・・・((((;゚Д゚)))))))

と、このようにかなりのぶっちゃけぶり、

でもここまで突き抜けてはっきり言われると逆に清々しくて私は好きです。

後は、テレビでのぶりっ子キャラは全部演技でキャラを作っていたとはっきり言っていて、大丈夫かなと心配するぐらいでした。

本文より
 思えば、私は小学生の時から計算に計算重ねて生きてきました。そして長じて獲得したのは、芸能界でのブリッコポジション。


さらには

本文より
 仕事に関しては「うるうる」とか「ぷんぷん」とか、かなりやりやすいことをやっていますが、実はそこそこには歴史があって、小学生のときから計算に計算を重ねてきたんですよ。~中略~で、プライベートではどうなのかというと・・・・使わないですよね。コックさんが家で料理しないのと同じです。

だ、大丈夫なん?((((;゚Д゚)))))))

珠緒さん、それ言って大丈夫なん?


 あとこの本を読んで思ったのは、珠緒さんは結構サバサバしていてキッパリキッパリした性格でかなり男らしい方だという事です。

テレビでよく見るブリブリなキャラクターのせいでよけいそう見えるだけかもしれませんが。

たとえば「国家の品格」感想で

本文より

 誇りと自信なんて、持っていたい人は持てばいいし、持ちたくない人は別に持たなくていいと思うんですよ。~中略~だいたい日本人としてのプライドを持ったところで、どこで活用したらいいかわからない。


「国家の品格」といえば結構有名なベストセラー本でお堅い本なのに、こんなにキッパリ否定的なことをスパーンと言えるというのは凄いなぁ~と思うんですよね。

男らしい❤

後は、中学の時のエピソードで

本文より
 漫画の影響で国士無双で上がってみたくて、昼休みに屋上で麻雀したり。  

麻雀って!!国士無双って!!・・・っていうかなんで屋上!?

そういえばウィキペディアで競馬に詳しいとも書いてありました・・・(^_^;)

さとう珠緒の本質はどちらかと言うと、おっさんなんですかね?(笑)

あと面白かったのは

本文より

 小学生の時にジャッキーという名のシャムっぽい雑種の猫を飼っていました。お気づきの通り、ジャッキー・チェンから名前を拝借しています。本当はユン・ピョウでもよかったんですが。


なんで猫にアクション俳優の名前を付けようと思ったん!?そしてなんで第一候補がユン・ピョウなん!?お気づきの通りって言ってるけど、全然ピンときてへんから!

普通のことみたいに言ってるから、見逃しそうになりましたが色々変ですよね(笑)

ここら辺から私はさとう珠緒さんにメロメロでした、ギャップですギャップ萌え~ってやつですね。

私が男だったら惚れてるレベルです。\(//∇//)\

しかし、萌え~って言ってしまったのでたぶんキモいと振られるのが落ちですかね(笑)

他にもこの本は、面白い名言や、アクロバティック毒舌がてんこ盛り。


 長々と書いてきましたが正直、珠緒さんの素晴らしさ面白さの10分の1もお伝え出来ていません。

出来れば直接本を読んでいただきたい!o(`ω´ )o

本自体は割と短くて、141ページほどしかなく読みやすいので、時間があればすぐ読めます。

本の厚みはそれほどですが、中身はみっちり濃厚!、さとう珠緒さんワールドが詰まっています。

 今回、この本を紹介しようと思ったのは、この本が面白いのもありますが、最近、さとう珠緒さんをテレビで見かけなくなっていまい、さらには、ネットニュースで事務所と揉めててゴタゴタしているという記事を見つけたからです。

事の真相は正直どうでもいいので、珠緒さんにはできたらまた、テレビでもう一度見活躍する姿を見たいのです!

テレビがだめなら、この本のような書評とかコラムとかでもいいのです!

お願い戻ってきて~!!。・゜・(ノД`)・゜・。


・・・もしこのブログを見て、さとう珠緒、おもしろい!と思っていただけたら、なんとかこの本の布教をお願いいたします~(..)

超教養 (ダ・ヴィンチ ブックス)超教養 (ダ・ヴィンチ ブックス)
(2007/03/14)
さとう 珠緒

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All You Need Is Kill 桜坂洋・作

自慢じゃないですけど今回紹介する「All You Need Is Kill」今年7月に公開されるハリウッド映画で(トム・クルーズ主演!)の原作本は何年も前に買って読んでました。(ドヤ顔)

面白いな~思っていたし、なんで、こんなに面白いのにあまり話題にもならずに、ライトノベルのしかも結構なマイナーレーベルから出ていて、もったいないな~と思っていました。

ハードカバーで平積みになっていてもおかしくない!と当時は鼻息を荒くしてました。

それが、ハリウッド映画ですよ!さすがにそれは予想できませんでした。

アニメ化かマンガ化ぐらいならあるかもとは思ってましたが。

まさか一足飛びに実写映画化とは(マンガ化はされています)、日本では映像化は技術的にだいぶ難しいし、実写化はないと思ってたんですけどね~。

思えばこの本と出会ったのは、古本屋でした、懐かしい・・・(-。-)y-゜゜゜。

本との出会いは一期一会。

なにかの書評でこの本が面白いというのを読んで気になっていたところで、丁度見つけて買った本でした。(今確かめたら、初版本でした!(@_@))

買ってすぐぐらいに読んだのですが、本当に面白くてすぐに読みおわってしまったのを覚えています。

上にも書きましたが、なんでこんなに面白いのにそんなに話題にもならず、古本屋で並んでいたりするのか本当に不思議でした。

まあ、私の先見の明があるという話はこれくらいにしといて(^ム^)

この本のストーリーですが
舞台は近未来、世界は謎の侵略者の襲撃にあっている、その戦場の最前線におくられた主人公キリヤ・ケイジは、出撃したとたん戦死してしまう、しかし、気が付くと出撃前に時間がもどっていた。そこから、死ぬごとにキリヤ・ケイジは時間をループするようになる。はたしてこの終わらないループから抜け出せるのか?、謎の侵略者の正体とは?

この小説の面白い所は、息もつかせぬ展開です。

主人公はなにも分からない所にいきなり無限の時間ループ放り込まれ、右往左往するのですが、少しづつ状況を変化させて少しづつ困難に立ち向かっていきます。

最後には衝撃の事実が待っている!

映画の方は舞台はイギリスで、主人公の年齢も上がっていたりと色々設定が変わっていますが、ネットなどでCMなどを見るかぎり小説の雰囲気や世界観はしっかり再現されているような感じがします、

特に兵士が着ている肉体強化のスーツは想像よりカッコよくて、さすがハリウッドだなーと関心しました。

監督は「ボーン・アイディンティティー」のダグ・ライマンということででアクションにも期待できそうです。(*^_^*)

まあ、ストーリーに関してはあまり期待しすぎるとガッカリすることが多いのでハードルはあげずに、映画は見に行きたいと思います。

映画は7月4日から!小説はハードカバーにはなっていないものの平積みになっているので、是非読んでみて下さい。


All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫)All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫)
(2013/04/05)
桜坂洋

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テーマ:オススメの本 - ジャンル:本・雑誌

辛酸なめ子の現代社会学 辛酸なめ子・作

辛酸なめ子・・・・どんな名前やねん!

と思った方いらっしゃいますか?私も最初見た時、そう思いました。

内容よりもまずこちらが気になるはず・・・ウィキペディアによると周りから「薄幸そうに見える」とよく言われていたことに由来するそうです。

・・・・・・あぁなるほど

・・・・・・ん?なるほど?・・・・・・か?・・・・?

・・・・まあいっか!

今回紹介する本は、「辛酸なめ子の現代社会学」です

辛酸なめ子さんはコラムニストやイラスト、マンガを書かれています

本名の「池松江美」では小説も書かれています。

今回の本は、コラムとマンガで書かれています。

名前のインパクト加減もさることながら内容もインパクトばっちりです。

2005年3月から2009年3月までの「わしズム」 

2004年9月から2004年12月までの「ホラーM」

2006年11月から2008年1月までの「Beth」

ここで連載されていたものをまとめたのが今回紹介する本「辛酸なめ子の現代社会学」です。

辛酸なめ子さんが感じたその時の世間で話題になった事、問題になった事を取り上げて

なめ子さんなりの解釈をマンガにして紹介してあります。

(“なめ子さん”と単体で書くと変な感じ・・・(笑))

この本は2011年11月に出版されているのですが追加でそれぞれの章に解説が付いていてお得感満載です。

取り上げている内容は、今読むと懐かしいな~と思うような出来事ばかりです。

純愛・スローライフ・○○王子・KY・萌えetc.・・・

今から見ると滑稽な事も沢山あり、それをなめ子さん独特のシニカルな目線で面白くマンガで纏められてます。

世の中の現象がいかに滑稽でばかばかしいかが良くわかります。

読んでいると少し胸焼けしてくるほどです。

少し前のことなので、記憶も新しく思い出されます。

それでも世の中は止まらず新たなブームや事件、流行が生まれていきます。

私は、世の中のブームになっている事や現象は距離を置きつつ斜めから見ているだけで、

こんなしょうもない事には流されないぞと、踏ん張っていましたが。

世の中のブームや流行に乗っている人を見ると、後から悲惨な状況になったとしても、なんだか楽しそうです。

♪踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損

という歌を思い出しました。

たまには一緒に踊って見るのもいいかもしれません。




辛酸なめ子の現代社会学辛酸なめ子の現代社会学
(2011/11/10)
辛酸 なめ子

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テーマ:考えさせられる本 - ジャンル:本・雑誌

「動乱のインテリジェンス」 佐藤優・手嶋龍一・作

先週は壇蜜さんの本を紹介して恋愛は戦争に近いと書きました。

今回読んだ本は実際の戦争を扱った本です。

世界の戦争は今や情報戦が主流です。

国同士のスパイ活動、情報分析それに伴う外交が全てを握るといっても過言ではありません。

インターネットが普及してその状況は加速しているといっても過言じゃないでしょう。

「動乱のインテリジェンス」はそんな外交のスペシャリスト佐藤優さんと手嶋龍一さんの対談本です。

手嶋さんはテレビにもたまに出ている割と有名な外交ジャーナリストです、知っている方も多いのではないでしょうか。

対して佐藤優さんはなかなかテレビには出てないので知らない方もおられるかもしれません。本人もテレビはあまりお好きではないらしく、私は一度だけ専門家としてコメントしていた映像を見たぐらいです。

でも佐藤優さんは一時期よくテレビに出ていたことがあるんです。

あのムネオハウスで有名になった鈴木宗男さんが逮捕された時に一緒に捕まってしまった外務省職員だった人です。

あの時は結構なニュースになっていたし佐藤さんもテレビに映っていたと思いますが、私は朧げにしか覚えてなくて、なんか人相見たら、かなりいかつくて確かにやってそうと思っていたのをうっすら思い出すくらいです。(−_−;)

しかし、佐藤さんの出された本、「国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて」を読んであの事件の裏側を知り、佐藤優さんのファンになり、そこから佐藤優さんの本はちょくちょく読ませていただくようになりました。

佐藤さんの本は比較的読みやすいのですが難しい本も多くてなかなか全部は読めないのが難点です。

この間読んだ「今、生きる「資本論」」はマルクスの資本論を分かりやすく解説した本だったんですが、勢いで買って読んでみたはいいものの、私は資本論には全く興味が無いし、割かし噛み砕いて分かりやすく解説してくれているのは分かるのですが私にとっては凄く難しくて、魂を半分飛ばして白目になりながら最後まで読むはめに。

おそらくある程度頭のいい人は理解できるんだと思いますが。私の頭では全く理解できず、とりあえず覚えているのは、プロレタリアートが自由労働者という意味だということぐらいです。

私はずっとプロレタリアートは絵画とか芸術の派閥か何かだと思っていたので(笑)そこしか記憶がありません…_| ̄|○

とりあえず最後まで読めたことは褒めていただきたい!(逆ギレ)

そんな難しい本も出されている佐藤さんですが読みやすい本も出されています。

お勧めなのは「野蛮人のテーブルマナー」この本は佐藤さんが外務省官僚だったころに培った外国との交渉のしかたや、実際にあった裏話なんかも書かれていてとても面白いです、あと「獄中記」も興味深い内容で、捕まったときに東京拘置所に入っていた時の体験談なのですが、拘置所の色々な裏話や検察官がどういった尋問のしかたをするのかとかのエピソードが興味深く、もし東京拘置所に入れられたときは役に立つ話がテンコ盛り、まあ東京拘置所に入る予定は今のところありませんが(笑)興味がある方は一度読んでほしいです。

私はこれを読んで政治の世界にも興味が出て、ニュースも見るようになりました。見てるといってもまだまだわからない事の方が多いですが(笑)

話しが逸れてしまいましたが、今回この本を読んだのも佐藤さんの本が目当で購入して読みました、正直難しい言葉が多くて結局理解できない所もありましたが(^^;;
ニュースを見てるだけではわからない世界の裏側が垣間見れます。

今回読んだ「動乱のインテリジェンス」は2012年に出版されたもので、佐藤優さんと手嶋龍一さんの対談形式で進み、その当時の政治や世界情勢の事を語りあっています。

この当時はまだ民主党が与党で野田さんが総理だったころに対談をされているのですが、この時お二人が語られている懸念案件は今まさに国際的にもニュースになっている事ばかりで、2人の先を読む情報分析力にはただただ、凄いな~(゜-゜)とというアホみたいな感想しか思いつかないくらい高度な会話が繰り広げられています。

この本で取りあげられているのはまず沖縄、基地移転の事、先ほど沖縄の知事選挙があったばかりですが。

この章ではお二人は沖縄をこれ以上ないがしろにすれば、沖縄独立という事も起きかねないと懸念されていました。

さすがにそれは無理じゃないかと思ったのですが、はなしを詳しく読むと案外、現実味のある話で、中国と手を組んで海洋資源が順当に採掘出来れば財政的にも不可能ではないとの見解でした。(°_°)

今回沖縄の知事選挙で当選した翁長さんはどちらかというと基地移設に反発している人でもあります。

この事で沖縄県民は少なくとも日本政府に対して少なからず不満がある事が証明されたわけで、このままほうっておくと本当にスコットランドみたいに独立選挙とか言い始めるかもしれないと思って怖くなりました。

沖縄で発行されている新聞は中国に操られているんだという噂もあるので、情報っていうのは本当に使い方次第で毒にも薬にもなるんだな~と納得しました。

他には中国の政治家の薄熙来の事件も語っていて、この裏話はまるで映画のようで、スパイやら亡命やらイギリスの秘密情報員といった単語が飛び交っていてすごく面白かったです。

あとお二人が凄く盛り上がっていたのは、鳩山元首相がイランを訪問して二次元外交をやらかして、日本に大迷惑をかけたあの事件です。

お二人くらい外交に詳しいと逆に褒めてました。

あんなに見事な悪い例はなかなかないよと、教科書に載せてもいいぐらい悪い二次元外交のお手本ですと絶賛の嵐!(笑)

当時のニュースを見ていて素人目から見てもあれはひどいなと思っていましたが、今回改めてどこがいけなかったを細かく解説しているのを読んで余計に憤りを感じました、だいぶ前の事なのにまた腹立ってきてしまいました(笑)

他にもアメリカの関係、中国とどうやって付き合っていくべきかとか、これから中東は混迷を深めそうだとか、今まさにニュースの主役になっている事ばかりで、今のニュースを見る上で解らなかった裏話や事情を知れていい復習になったと思います。

最初に恋愛は戦争に似ていると書きましたが、外交はまさに男と女の駆け引きにも似ているなとも思いました。国を女性として擬人化したら結構面白いです。

例えば、アメリカはヒエラルキーのトップにいるモテて派手に遊んでいそうな感じの女子、合コンとかバーベキューとかも主催するタイプ。姉御肌で頼られることもあるけど、その分恨みも買うタイプといったところでしょうか。自分が大好きで常に中心にいないと気がすまない感じ。(笑)

中国は悪趣味な成金お嬢様タイプ、汚いお金の使い方をしてホストクラブで豪遊してそう(笑)

北朝鮮は引きこもりのメンヘラちゃん(笑)タイプ、たまに奇声を発して周りをびっくりせたり、今から死んでやるとか狂言自殺をやらかすタイプ、そしてお隣の国にいたずらをしたり盗みに入ったりする。ただただ迷惑をかけまくる、かまってちゃん(笑)

韓国は韓国でその隣国せいでヒステリーになってしまったおばさんタイプでしょうか?クレームを言う事を唯一の楽しみにしていそうな迷惑なおばさんいるじゃないですか、そんなイメージです(笑)

イギリスなんかは、昔は銀座で人気のホステスだったけど今は少し落ちぶれて場末のスナックのママとかしてそう、でもまだ美人だしテクニックはあるから金持ちと不倫して何とかかんとか頑張ってる、でもスコットランドと修羅場があったりして最近へとへと(笑)

日本は世間知らずの箱入り娘タイプかな?(^∇^)真面目なのが取り柄だけど真面目すぎて舐められがち、でもずっとアメリカ君一筋でお付き合いしてきたけど最近アメリカ君の力が弱くなってきたから、ロシア君のにもすり寄る強かな所も見せ始めてたりして。しかしいかせん経験があまり無いので失敗しないか心配です(笑)

最近話題のイスラム国はアメリカ君の猟奇的なストーカーってとこですかね(笑)北朝鮮とはまた違ってインターネットのツイッタ―やフェイスブックを駆使して迷惑行為を繰り返して、ネコの死体とか送って来るガチでヤバいタイプ。へんな信仰宗教にハマってて神のお告げとか言い出して全く会話にならないタイプ~(^^;;怖、ほんとにこの先どうなる事やらですね。

ここら辺は全くの私個人のイメージですので間違ってる事もあると思いますがそこらへんは流してもらえると嬉しいです。(−_−;)

話しがだいぶ逸れてしまいましたが、今回紹介した本は、外交という視点から世界の動きや国同士の思惑を、外交の最前線にいた2人が分かりやすく教えてくれる本です。

まあ、興味がなかったら退屈だろうし2年前のことなので今更感はありますが、お二人の高度な会話は読んだだけでちょっと頭が良くなった気にさせてくれてお徳感もあるので気になったら読んでみてほしいです。( ´ ▽ ` )ノ




知の武装: 救国のインテリジェンス (新潮新書 551)知の武装: 救国のインテリジェンス (新潮新書 551)
(2013/12/14)
手嶋 龍一、佐藤 優 他

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